年齢によるエコー検出の変化
耳音響放射検査を10代、50代、60代の人々に行った結果、10代では、左の4枚の図のように、入力音が70デシベルから次第に小さくなっても、全ての検査でエコーが検出されましたが、50代では、55デシベルで限りなく小さくなり、45デシベルでは消失しました。60代では、70デシベルで既に小さくなり、65デシベル以下では完全にエコー消失となっています。
このように、健康で通常の社会生活を営んでいる人々でも、年齢による「外有毛細胞」の機能低下は避けられません。この低下傾向は、個人差が激しく、かなり結果にばらつきが出ますので、各人が検査を受けてご自分の聴覚の現状を把握されますようお薦めします。 |