仙台で耳鳴り、難聴、補聴器、アレルギーなら河北診療所耳鼻咽喉科

仙台駅西口徒歩5分。補聴器保守も併設していますのでお気軽にご相談ください。

はじめまして | 診療案内 | 医師紹介 | 所在地案内 | お問い合わせ  
 

 TOP(耳鼻科) > 音が聞こえる仕組み > 内有毛細胞と外有毛細胞の働きは?


 
 
 印刷して読まれる方はこちら

内有毛細胞と外有毛細胞の働きは?

 
   
     
 
 この模式図では、音刺激を電気信号に変換する部位、コルチ器とも云いますが、示されております。トンネル腔を挟んで右側1列に並ぶ青い細胞が内有毛細胞です。

  いっぽう、左の3列に並ぶ赤い細胞は外有毛細胞と呼ばれスリムな円柱形をしております。音刺激により基底膜が振動すると外有毛細胞の頭部に生えている聴毛がずれ運動を生じ、それが切っ掛けとなってカリウムイオンが流入して細胞を脱分極させます。

  この時、外有毛細胞は収縮運動を行って、微弱な音刺激の場合にはそれを増幅し、逆に過大に強い音の場合にはこれを抑制するように働きます。この役割は、音を受け取って脳に伝える役割をする内有毛細胞の働きを助けるものと考えられ、特に立食パーティ会場のようにやかましい環境の中で会話をハッキリと聞き取るために重要な働きをしているのです。

  もし、外有毛細胞の働きが無くなりますと、音は聞こえるが話しの内容がハッキリ分からないという状況が生じてきます。
 
     
 
前のページ
 
次のページ